総数23件 1 2 3 4

それは、夕食を終えて、ゆったりとした時間を楽しんでいるときに突然訪れた。
クロゼットの前に、猫の小物を入れてある箱を置いているのですが、その箱をたまたまどけたら、畳に穴が開いています。
「なにこれ!」
妻が叫び、箱の裏側を凝視してみると、押しつぶれた状態の白アリ2匹を確認。
白アリ被害が多い地域なので、SANIXに6月に調査してもらったばかり。
「まさか!」
しかしながら、先日に家内がクロゼットの整理時に地板がしけってカビが生えているのを発見していた。
元々風通しがよく、(隙間風の多い古い家)結露は無かったので不思議に思っていた。
次の日、すぐにSANIXに電話して調査依頼。
床下を点検するも、異常なし。
そして家具をどけてみると…

なんじゃこりゃ!
お見事に家具の下の畳にだけ巣をされており、家具をどけた時の湿気の半端ないこと。

幸い、被害は畳だけだったけど、念のために周りも消毒してもらって、保証期間中だったので、お金はいらなかった。
そろそろ改装しようと思っていたので、ちょうどよかったかも。

写真は家具の底の巾木と言われる部位の裏側。
表から見ると、まったくわからないように、お見事に食い荒らされている。
一般に白アリって害虫と位置づけされているが、森林には欠かせない存在。
倒木や枯れ木を土に返すのに一役買っているし、森に住む生命体の大きな食糧となっている。
ただ、最近のシックハウスの取り組みが、住居地域の白アリ被害に一役買っていることは、間違いないだろう。
科学的に本来”木”が持っているホルマリン成分を除去しているので、自然界の樹木よりもホルマリン成分が少なくなっている。
言い換えれば、抵抗力のない“木”にされているのだから。
とにかくも、湿気にはご用心。

今回の依頼は、新聞屋さんの紙分け台。
折り込み広告を挟んで配達地域別に積み上げていく。
昼間は大して使わないけど、毎朝に結構な面積がいる。
逆に、毎朝稼働している折り込み広告用の機械。
昼間は真ん中に置くと邪魔で仕方ない。
と言うことで、天板を折り畳み式に制作する。
問題は重量。相当重いものが乗せられる。


天板の折り曲げ部分は頑丈な丁番でOKだが、問題は支え方。
出来れば脚のようなもので床と設置しているものが望ましいけど、
その脚の置き場所が別に必要になる。

で、考え付いたのがキャスター。
巾木の部分と天板の真下は、まず使わない空洞となっている。
そこへ脚部分をすべり込ませてみた。


これで強度も心配ないし、意外と出し入れの手間もかからない。
で、こんな感じに収まった。


この新聞屋さんの店舗からの制作依頼も、めっぽう減ってしまった。
やはり、ネット社会での新聞離れは、かなりの打撃のようだ。
思えば、新聞店舗とのご縁は、神戸の震災から。
なんでも100件近くの販売店が震災の影響を受けて、崩壊したそうな。
本格的に現地に赴いたのは、震災後約1年だった。
当時、飯を食うところも復旧できていなかったが、建築現場と思われる場所には、お弁当の販売カーがやってきて、比較的低価格で販売されていたので、まったく困らなかった。
焼失した商店街にも、プレハブやコンテナの店舗が営業されていて、お世辞にも綺麗ではなかったが、復興の意気込みというか、意欲というか、バンバン伝わってきて、現場へ行くたびに元気をもらって帰ってきたことが記憶に残っている。
東北も、早く復興すればいいな。

アナと雪の女王、この映画自体にさほどの関心もないが、主題歌の25ヵ国語メドレーには感動した。


目ざましテレビで放映されて、聞いてるうちに胸が熱くなり、涙が出そうになった。
執念のこだわりには、オーラが宿るものかもしれない。

納骨棚の現場の帰り道、ごく普通の喫茶店に立ち寄り、ここで鰻丼を食べる。約3年半前、納骨棚の第一期工事の際に、たまたま昼食時に立ち寄った喫茶店。今は亡き若手職人の田中君と当時1000円だった鰻丼を食べてみた。「美味い!」二人で顔を見合わせた。

今回は二期工事となり、時間的にも都合をつけて立ち寄った。


値段は2160円と、かなりの値上がり具合だが、単品の鰻丼ではなく、鰻重になっていた。しかしながら、前回食した味であれば、この金額でも決して高くはない。親父と2人前だと少々の出費だが、安月給で働いてくれている感謝も込めて、奮発してみた。

焼き方は関西風。蒸さずに備長炭の炭火で焼く。
鰻はふわふわ、裏の皮がカリッとした食感があって何とも心地よい。
タレにもこだわりがあり、紀州の湯浅醤油で味付けされている。
濃厚でご飯にもよく絡み、なんとも美味。

なんとなく添えられていた一品だったが、これにも驚いた。
食べたら、やはり筍なのだが、青みが掛かっている割には、柔らかく、味付けも美味い。
これは、ただの筍ではなく、東北産の淡竹という代物らしい。


見た目は喫茶店だが、食に関してのこだわりが半端なく、創業以来40年程度の歴史を持っているらしい。
地方の食材の吟味から、味へのこだわり。
元をただせば、創業者は脱サラ組だそうだ。
専門的な料亭にいたわけでもなく、その手の学校を出たわけでもない。日々、目の前の食材と向き合って、ただ単純に美味い料理の追及が料亭にも負けない味を獲得したのだろう。
本物は強い。


昨日、コインパーキングから出庫しようと思って精算機にお札を入れた。しかし、何度やっても入らない。
札が古いのかと思って、使いたくないが500円玉を入れる。
これも、入らない。
何度かチャレンジしていると、出てこなくなった。
仕方なく、表示のあった電話番号に電話する。

どうやら管理会社が管理しているようで、どこのコインパーキングかと聞かれるも、住所もわからない。
後で、大きな看板の最下部に表記があったことに気付いたが、オペレーターの対応にムカついて、その時は気が付かなかった。
「場所が特定できなければ、対応できません」
「精算機の周りには、何も記載されていないから、わからない、携帯のGPSでわかりませんか?」
「そんなシステムは、取り扱ってません。住所でもわかりませんか?」
この時点で、かなり頭に血が上って言葉尻が荒くなる。
親切な通行人が、見るに見かねて住所を告げてくれた。
これで、場所は特定された。
「もう一度、お金を入れてみてくれませんか」
「千円札は一枚しかないし、入っていかない」
「両替して、小銭を入れてみてください」

両替?どこでしてくれるねん!、横に自販機があるから、ここで崩す。後で購入した飲み物渡すから現金で返してくれ」
「それはできかねます」
この時、自分の車にお客さんが乗っていて、堺駅まで送らねばならなかったのでかなり、急いでいた。
「とりあえず自販機で崩すから、後日精算してくれ」
しかし、詰まっているのか、お金は取り込まれ、やはり精算が出来ない。
「そちらに着くまで、約40分かかります」
「客を乗せているので、そんなには待てない。とりあえずタクシーで駅まで行ってもらうから、その金額を負担してくれ」
「それは私共では判断できません、管理のみの契約になっています。」
「だったら、判断できるも者に代われ、お前じゃ話にならん」
「それはできません」この一点張り。
いったん電話を切って、今度はメンテナンス会社から、電話が来る。

「急いでいきますが、やはり40分かかります」
「何もかも出来ないと言いながら、ただ40分も待っていろと言うのは筋が通らんやろう、このロスタイムの責任をどう取るつもりなんや」
ここで、伝家の宝刀をかざしやがった。

無人の駐車場の場合は、このようなリスクは客サイドが追うものとして記載されている。
そのリスクを承知で、利用していることになるそうな。

結局、駐車料金も徴収され、無駄な缶ジュース代も泣き寝入りとなった。
正直、そのメンテナンスに訪れた職員を半殺しにしたい心境だった。

日本の商売も変わってきたものだ。
物の値段と価値は対価でなければならない。
これは、鉄則であり、基本である。
書いてあるからとか、自分は判断できない立場だとかは客には関係がない。
電話を取ったそのときから、その駐車場のオーナーの代行であることの認識がない。
しかし、このようなスタイルが増えているのも事実。
そろそろ細かい字で記載した契約書が必要な時代になったのかもと思ってしまう。

この業界も30年と続けていれば、大概のものを創る。
新生児のベビーベットから、勉強机。
行き着くところは、お骨の収納棚。


少し神秘的で上品なデザイン。

かなりの骨壺が入るので、棚板の前小口は分厚いアルミのアングルを取り付けて、重みに耐える。

しかし、このたった一マスにも、永代供養量やなんやかんやで結構な金額になるようだ。
お骨も集合住宅みたいだね。

合気道
約4年前、昔から興味のあった武道、合氣道を始めてみた。
ネットで道場の検索をして、通いやすく道場長の人柄も申し分なかったので(財)合気会公認道場 中今塾への入門となった。

入門当初は、結構簡単かもと、高をくくっていたが、まぁ、のめり込めば込むほど、これがとてつもなく難しい。
決意としては2年程度で初段はとってやるって感じだったが、何のことは無い、4年以上かかって、それも自分自身がこれほど自信が持てない段位取得となったことは、何とも…(笑)


道場
ここでは、段位取得の前に、私の在籍する(財)合気会公認道場 中今塾が昨年の8月に泉佐野にて新たな道場開設ト運びとなり、体育館使用のために必要な畳を制作してみた。

制作奮戦記を当ブログ内の知恵の輪に記載 コチラから

総数23件 1 2 3 4

創作家具工房とらだ
運営会社:トラダ工芸
〒590-0965
大阪府堺市堺区南旅篭町東2-1-7
電話番号/072-221-7889
FAX 番号/072-238-1526
E-mail/info@torada.jp
営業時間/9:00〜18:00
定休日/土曜、日曜、祝日
      (第四土曜は営業)