昨日、コインパーキングから出庫しようと思って精算機にお札を入れた。しかし、何度やっても入らない。
札が古いのかと思って、使いたくないが500円玉を入れる。
これも、入らない。
何度かチャレンジしていると、出てこなくなった。
仕方なく、表示のあった電話番号に電話する。
どうやら管理会社が管理しているようで、どこのコインパーキングかと聞かれるも、住所もわからない。
後で、大きな看板の最下部に表記があったことに気付いたが、オペレーターの対応にムカついて、その時は気が付かなかった。
「場所が特定できなければ、対応できません」
「精算機の周りには、何も記載されていないから、わからない、携帯のGPSでわかりませんか?」
「そんなシステムは、取り扱ってません。住所でもわかりませんか?」
この時点で、かなり頭に血が上って言葉尻が荒くなる。
親切な通行人が、見るに見かねて住所を告げてくれた。
これで、場所は特定された。
「もう一度、お金を入れてみてくれませんか」
「千円札は一枚しかないし、入っていかない」
「両替して、小銭を入れてみてください」
両替?どこでしてくれるねん!、横に自販機があるから、ここで崩す。後で購入した飲み物渡すから現金で返してくれ」
「それはできかねます」
この時、自分の車にお客さんが乗っていて、堺駅まで送らねばならなかったのでかなり、急いでいた。
「とりあえず自販機で崩すから、後日精算してくれ」
しかし、詰まっているのか、お金は取り込まれ、やはり精算が出来ない。
「そちらに着くまで、約40分かかります」
「客を乗せているので、そんなには待てない。とりあえずタクシーで駅まで行ってもらうから、その金額を負担してくれ」
「それは私共では判断できません、管理のみの契約になっています。」
「だったら、判断できるも者に代われ、お前じゃ話にならん」
「それはできません」この一点張り。
いったん電話を切って、今度はメンテナンス会社から、電話が来る。
「急いでいきますが、やはり40分かかります」
「何もかも出来ないと言いながら、ただ40分も待っていろと言うのは筋が通らんやろう、このロスタイムの責任をどう取るつもりなんや」
ここで、伝家の宝刀をかざしやがった。
無人の駐車場の場合は、このようなリスクは客サイドが追うものとして記載されている。
そのリスクを承知で、利用していることになるそうな。
結局、駐車料金も徴収され、無駄な缶ジュース代も泣き寝入りとなった。
正直、そのメンテナンスに訪れた職員を半殺しにしたい心境だった。
日本の商売も変わってきたものだ。
物の値段と価値は対価でなければならない。
これは、鉄則であり、基本である。
書いてあるからとか、自分は判断できない立場だとかは客には関係がない。
電話を取ったそのときから、その駐車場のオーナーの代行であることの認識がない。
しかし、このようなスタイルが増えているのも事実。
そろそろ細かい字で記載した契約書が必要な時代になったのかもと思ってしまう。