今回は、構造用合板を使ってのキッチン制作です。
最近では本棚や下駄箱等で、よく使われるようになってきた素材です。
キッチンの制作には興味がありましたが、さすがに木目が荒々しく、二の足を踏んでいるデザイナーが多く、そういう依頼自体がありません。
個人的には、すごく創ってみたかったので、念願かなったというところですか。


システムキッチンと言えど、本来は比較的小さな家具の集合体です。このブログで詳細を明らかに。
パズル気分で、写真の部位を眺めてみましょう。

全体図右奥の引き出しです。

その横のオープン収納部です。わかるかな?(笑)

キッチンの各収納

手前の収納です。

開いたところです。テーブル側とキッチン側、両方から使えます。
中間の棚は上下移動できます。

奥側の収納です。
手作り感たっぷりの包丁刺しつき。

左一番奥の斜めの部分です。

こんな風に開きます。

気を付けるところは、水槽部やガス台の入る位置、食器洗浄機の位置と、それらの凸部(引手ハンドル等)が、当たらずに正常に使用できるかってとこですかね。
実際の話、最後の仕上げで現場へ行くと、食洗器とガス台が取り付けられていて、納得の出来栄えだったのですが、食洗器の化粧扉を取り付けるときに開けてみると、ガス台のレバーにあたって開けられないという緊急事態に。
何とか改良して難を逃れましたが、各設備品メーカーも詳細な寸法表記をネットででも公開してほしいものですね。
レバーの凸部や、スライドがどこまで出てくるとか、イマイチ不親切ですね。